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足立美術館

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 足立美術館は島根県安来市にあります。足立全康という人が大阪で苦労して一生懸命働き、ためたお金で1970年に美術館と大きな庭を作りました。 美術館は主に横山大観 北大路魯山人などの作品がありますが、むしろ5万坪の広大な庭の方が有名です。21年連続日本一の庭で、ミシュランのガイドブックで三ツ星になっていて、世界的にも有名です。いろいろなテレビ番組でも紹介され、庭目当てで訪れる人も多いようです。(私もそのうちの一人です) 作庭は昭和の小堀遠州と言われ、堺の大仙公園や伏見の城南宮の庭も手掛けた中根金作です。日本庭園の特徴である借景をうまく取り入れ、後ろの山や写真ではわかりにくいですが、右端の滝も借景で、どちらも庭の外にありますが、庭の景色の一部になっています。 現在は多くの庭師の方が、細部にわたり来館者のいない朝早くから庭の手入れをしているそうです。この素晴らしい庭を維持するのは大変な苦労と努力がいると思います。

コタツ

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コタツは日本独特の暖房器具で、昔は木枠の中に木炭や練炭を入れて使っていました。日本の家は木造建築が多く、木造は気密性が低くて隙間風があります。でもその隙間風によって、湿気を逃がし、木が腐ることを防ぐのだそうです。そんな日本の家にコタツはピッタリ。一度入るとなかなか出られず、その気持ちのよさに、つい寝てしまったり。 残念ながら我が家にコタツはありません。暖房は主にハロゲンヒーター、石油ストーブ、湯たんぽです。海外ではセントラルヒーティングが主流だそうで、灯油が売られているのは、日本と韓国だけだそうです。湯たんぽはひざ掛けの中に入れ、寝るときはそれをお布団の中に持っていきます。でもコタツは憧れるなあ。そしてコタツにはミカンが似合う。何故かリンゴやバナナは似合いません。

イチイ

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イチイは常緑の高木で、葉っぱの先端が尖っていて触ると痛そうに見えますが、触ってみると柔らかいので痛くありません。普段はとても地味で、まったく目立たない木ですが、秋になると小さくて赤い実を付け、途端に可愛い木になります。北海道ではオンコと呼ばれ親しまれているそうです。 昔、仁徳天皇がこの木で杓(神官や聖徳太子が手に持っているもの)を作らせ、その出来栄えがとても良かったので、「正一位」の位を授け、それからイチイと呼ばれるようになったそうです。(天皇から位を授かった木なんですね。) イチイ(一位)という名前から縁起が良いとされ、商売や学業でも一位になるようにと庭に植える人も多いそうです。また表札にもよく使われています。

十二月十二日

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  12月12日は石川五右衛門の命日です。(10月8日という説もありますが)石川五右衛門は安土桃山時代の盗賊ですが、秀吉の寝所に忍び込んで、千鳥の香炉を盗もうとして捕らえられたと言われています。 秀吉の命で、見せしめとして三条河原で母親 幼児を含む20人の親族が釜ゆでにされたそうですが、これがきっかけで、釜風呂のことを五右衛門風呂と言うようになったそうです。 五右衛門の辞世の句は「浜の真砂は尽きるとも 世に盗人の種は尽きまじ」ですが、やはりいつの世も盗みを働く人は尽きないようです。 関西では五右衛門の命日の12月12日を逆さまにしたお札を玄関に張ると盗人除けになると言われていますが、はたして効果はあるのでしょうか?