イチイ

イチイは常緑の高木で、葉っぱの先端が尖っていて触ると痛そうに見えますが、触ってみると柔らかいので痛くありません。普段はとても地味で、まったく目立たない木ですが、秋になると小さくて赤い実を付け、途端に可愛い木になります。北海道ではオンコと呼ばれ親しまれているそうです。

昔、仁徳天皇がこの木で杓(神官や聖徳太子が手に持っているもの)を作らせ、その出来栄えがとても良かったので、「正一位」の位を授け、それからイチイと呼ばれるようになったそうです。(天皇から位を授かった木なんですね。)

イチイ(一位)という名前から縁起が良いとされ、商売や学業でも一位になるようにと庭に植える人も多いそうです。また表札にもよく使われています。

コメント

  1. そうなんですね。イチイと聞いてなんか聞いたことあったなぁと思いだしました。
    昔、母が飛騨土産にイチイの木の茶筅だか何かを買ってきてくれたことを。まだあるかな?

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  2. 茶筅は知らなかったなあ。主人は最近抹茶に凝っていて、日に何度か茶筅でお茶を点てていますが、お茶碗ではなく、普通のコップです。変なの。

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