奈良公園の鹿
奈良公園には現在1600頭以上の鹿がいます。750年頃、春日大社の祭神の武御雷命(たけみかづちのみこと)が白い鹿に乗ってやって来たので、鹿は神の使いとして大切にされています。また奈良公園の鹿は誰かに飼われているのではなく、野生の鹿で天然記念物として保護されています。 ホルンの音で鹿を呼び寄せる鹿寄せや、角で他の鹿や人を傷付けたりしないために行われる鹿の角切りがテレビのニュースで見られます。でも鹿はもともと警戒心の強い動物なのに、奈良公園の鹿は野生とは思えないくらい人馴れしています。 鹿と言えば鹿せんべいですが、せんべいをもらう時、鹿はお辞儀をして催促します。これは鹿が学習した条件反射ですが、面白がってあげるのをじらす人がいます。そういう事をすると、鹿は怒って攻撃することもあります。鹿は本来葉っぱやドングリを食べるので、鹿せんべいはあくまでおやつです。だからそれ以外の食べ物を与えるのはだめだそうです。 公園近くで鹿が道を渡ろうとすると、車は徐行運転をし、鹿を優先させます。でもたまに鹿の交通事故や鹿による人身事故もあるそうで、やはり野生動物と人との共生は難しいようです。