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6月, 2024の投稿を表示しています

オトシブミ

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以前、山で見つけて持って帰ってきた落とし文を、植木鉢に置いていましたが、ある日、ガラス戸に見たことのない黒い小さな虫がいるのに気づきました。その下を見ると、落とし文に小さな穴があいていました。それでオトシブミが生まれたのだとわかりました。 オトシブミは 黒色 背中が赤い お腹が黄色 などのパターンがあるようですが、うちの子は黒色でした。お腹が大きくて太ったアリさんみたい。そのオトシブミを近くで拾ってきたクヌギの葉っぱに乗せて、時々様子を見ていましたが、いつ見ても葉っぱの上。この子は飛べるんだろうか。公園か山に連れて行ったほうがいいのかと考えていました。 すると2日後、私が見ているときに葉っぱから飛び立ちました。落とし文を拾って、巣立ちまで約1カ月でした。ホッとしたような寂しいような。鳥に食べらなければいいけど。

水無月

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 陰暦で6月を水無月と言いますが、水無月というお菓子もあります。昔、氷は高級品で、夏でも食べられるように氷室で保存されました。しかし一般の人がそれを口にすることは出来ず、氷に見立てた三角の白い外郎の上に、邪気払いの力があるとされる小豆をのせた水無月というお菓子ができたそうです。1年の折り返しの6月に水無月を食べ、半年間の罪や汚れを祓い、その後の半年の無病息災を願って食べます。 6月は夏越の祓いという行事があちこちで行われ、暑い夏を無事に乗り越えられるようにと茅の輪くぐりもあります。 私も今年は頑張って苦手な夏を乗り越えるぞ!と思うのですが、その意気込みは梅雨が明けると共に消え去り、家でごろごろ、だらだら。

二宮金次郎

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 二宮金次郎は江戸後期の人で家は農家でしたが、5歳の時災害で田んぼが耕作できなくなり、すごい貧しい暮らしになったそうです。父は百姓に学問はいらないという考えで、夜、明かりをつけるのも叱られ、家の仕事をしながら寸暇を惜しんで本を読み、箱に砂を入れて、棒で字を書いたり、消したりしながら勉強したそうです。14歳で父を亡くし、16歳で母を亡くし、早起きして山に薪を取りに行ったり、草鞋を編んだりして、弟たちの面倒をみたそうです。その努力の甲斐あって、後に武士になり多くの荒廃した村を復興させたそうです。 昭和になり多くの学校に、勤労少年として金次郎の像が置かれ、誰でも知ってる有名人になりました。でも最近その像を見かけません。子供が働くのは良くない。歩きながら本を読むのは危険(歩きスマホと同じ)。など現在の教育方針にそぐわないという理由だそうです。今どきの子供たちは二宮金次郎て誰?と言うでしょうね。

落とし文

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 これはオトシブミという昆虫が作った落とし文です。オトシブミは1センチ弱の昆虫で、初夏になると自分よりずっと大きいクヌギやクリなどの葉っぱを切って、上手にくるくる巻いてその中に卵を産みます。そしてそれを木の上から地面に落とします。卵はその葉っぱを食べて大きくなるので、葉っぱの巻物は卵を守るためのゆりかごと言われています。広げた葉っぱの長さは4センチくらい。私は山で初めて落とし文を見つけて、家に持って帰って中から何が出てくるか、ワクワクしながら丁寧に巻かれた葉っぱを広げたのですが、中は空っぽ。たぶん卵の大きさが1ミリ弱なので、見つけられなかったのかも。残りのお手紙はしばらくうちで保管して、何か出てくるか観察しようと思います。 この写真を友達に送ったのですが、「美味しそう。私も食べたい。」という返事が返ってきました。   ?????   そうか柿の葉寿司に似てるなあ。まいりました!