落とし文


 これはオトシブミという昆虫が作った落とし文です。オトシブミは1センチ弱の昆虫で、初夏になると自分よりずっと大きいクヌギやクリなどの葉っぱを切って、上手にくるくる巻いてその中に卵を産みます。そしてそれを木の上から地面に落とします。卵はその葉っぱを食べて大きくなるので、葉っぱの巻物は卵を守るためのゆりかごと言われています。広げた葉っぱの長さは4センチくらい。私は山で初めて落とし文を見つけて、家に持って帰って中から何が出てくるか、ワクワクしながら丁寧に巻かれた葉っぱを広げたのですが、中は空っぽ。たぶん卵の大きさが1ミリ弱なので、見つけられなかったのかも。残りのお手紙はしばらくうちで保管して、何か出てくるか観察しようと思います。

この写真を友達に送ったのですが、「美味しそう。私も食べたい。」という返事が返ってきました。   ?????   そうか柿の葉寿司に似てるなあ。まいりました!

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