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ホトトギス

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  ホトトギスは日本の固有種で、夏の終わりごろから秋にかけて山や湿地で咲きます。ホトトギスの漢字はたくさんあり、杜鵑 不如帰 時鳥 時鳥 などまだまだあります。英語では toad lily (ヒキガエルのようなユリ)だそうです。??? ホトトギスと言えばもちろん鳥もありますが、鳥の方は初夏に日本にやって来て、山でホトトギスの声を聞くと夏が来るなあと感じます。鳥のホトトギスがいなくなる頃、花のホトトギスが咲き始めます。時期が違うのになぜ同じ名前がついたのか不思議に思っていましたが、花の紫の斑点が鳥の胸にある斑点に似ているからだそうです。名前を付けた人は良く観察していますね。 鳥のホトトギスと言えば、戦国時代の3人の武将の性格を表した有名な詩があります。 鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス   織田信長 (即断即決)                    鳴かぬなら 鳴かせて見せよう ホトトギス 豊臣秀吉 (柔軟で機転が利く) 鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス  徳川家康 (忍耐強い) あなたはどのタイプ?

田んぼ

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都会に住んでいる人はあまり感じていませんが、日本の国土の70%近くが森林で、先進国のわりには意外と山国です。そして神社と稲作が緑の量に貢献していると言われています。神社は鎮守の森と言われるほど、たとえ都会でも境内の神様は木で囲まれています。そして毎年同じ田んぼで米作りをし、春になると田んぼに水を張り、初夏に田植えをして、秋には稲が黄金色になり、あちこちでお米の収穫のお祝いのお祭りが行われます。(祇園祭など夏のお祭りは疫病退散のため、だんじり祭りのような秋祭りは収穫のお祝いのために行ないます) 堺市は都市化が進んでいる町としては田んぼの面積が多く、特に美原区と南区の緑の面積が多いそうです。田んぼの周りには、カエル トンボ ゲンゴロウ メダカ ケリ サギ など多くの生き物がやって来て、まさに日本の原風景です。 また 田中 吉田 植田 村田 岸田 西田 田村 など苗字に「田」の漢字がある人の人口の割合が多いそうです。それだけ昔から田んぼは日本人の暮らしに強く結びついているのでしょう。  

大阪人

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大阪の人は“いらち”(せっかち)だとよく言われますが、歩く速さは1.6ⅿ/秒で世界一だそうです。地方から来た人は、歩いていてどんどん人に追い抜かされると言います。 エレベーター内でやたら「閉」を押す人。 デパートの食料品売り場で値切る人。東京の人は高いものを買って自慢しますが、大阪の人は安く買ったことを自慢します。 寺社や歴史上の人物などに親しげに、まるで友達かのように“さん”を付ける。えべっさん お稲荷さん 住吉さん 天神さん 太閤さん 楠公さん  エスカレーターでは右に立ち、左側をあける。(東京は右側をあける) 略語   東京  マック  ミスター  モス       大阪  マクド  ミスド   モスバ                                             大阪のおばちゃんはいつも鞄に飴ちゃんを入れている。(なぜか飴にちゃんをつける) いかにも大阪弁  ちゃうちゃう  おおきに  まいど  ぼちぼち  何となく柔らかい言葉。 私の知人で警官をしている人が、以前大阪市内の交番で勤務しているとき、「ゴキブリ出たから来て!」とか公園のトイレに入ったが、気が付いたらトイレットペーパーが無い。持って来て!」などの電話があり、彼女は上司に言われ仕方なく出動し、無事任務を完了したそうです。 いかにも大阪らしい事件。

老舗企業

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世界では毎日のように新しい会社ができていますが、世界で一番古い会社はどこなんでしょうか?それがなんと日本の大阪にある金剛組です。 金剛組は神社仏閣専門の建設会社で、創業は578年です。四天王寺建立のため、聖徳太子の命を受け百済から3人の宮大工がやって来て、そのうちの一人が金剛組の初代だそうです。 世界の老舗企業のトップ10のうち、7社が日本の会社です。2位は京都の華道池坊で、創業587年。その他、温泉やホテルなどの会社が多いようです。 日本に次いで老舗企業が多い国は、ドイツ オランダですが、ヨーロッパでは歴史上多くの戦争があり、会社を長く続けるのは難しかったようです。その点企業の努力は勿論のこと、日本は島国で侵略戦争も少なく、海外に比べて平和な時代が長かったのでしょう。  

五本線

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古都京都を歩いていると、お寺の壁に白い五本の線があるのを時々見かけます。これは筋塀といって、格式を表します。皇族が住職だったり、(昔、天皇家の皇太子以外の男子は出家する人が多かったようです)皇室の勅願所だったり、何らかの形で皇室に関係のあるお寺の壁に白い線があります。 五本線が一番格式が高く、四本線 三本線もありますが、私はまだ四本線は見たことがありません。京都で有名な五本線のお寺は、南禅寺 金閣寺 東本願寺 西本願寺 聖護院 二条城(お寺ではありませんが、50年間ほど明治天皇の時に離宮になっていました。)などなど。奈良では東大寺 薬師寺などもあります。お寺の大きさは関係なく、大きくても線がなかったり、小さくても線があったりします。 ついでながら、「京都の町中で石を投げると、坊さんか学生に当たる」と言う言葉があります。それだけ古都京都にはお寺が多く、また京大 同志社 立命 など大学も多く、お坊さんと学生の人口が多いということだそうです。でも石を投げて試してはいけません。

ラムネ

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ラムネはビー玉が入った炭酸飲料です。イギリス出身ですが、現在製造されているのは日本だけで、すっかり日本に帰化しました。昔は2000以上のラムネ製造会社があり、あちこちでラムネを見かけましたが、現在その数はとても少なくなり、ラムネを売っている店はあまりありません。 ラムネを開けるのには少し手間がかかり、吹きこぼれないように慎重にふたを開けます。飲み終わった後、ビー玉を取り出すには、栓がねじ式と打ち込み式によって、その方法が違います。私はキャップを熱湯で温め、色々やってみたけれど、うまくいかず諦めました。それでビー玉がガラス瓶にあたってカランカランという音を立てるのを楽しみます。そして一輪挿しにでもしようかな。 最近ラムネにはわさび味 カレー味 たこ焼き味 キムチ味 シソ味などがあるそうですが、私はお目にかかったことはありません。もし見つけたら試してみたいような、みたくないような。

新聞

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最近デジタル化や値上げなどで、新聞の購読数が減っているそうです。1997年が購読数のピークで今はその約半分になっています。特に若者の新聞離れが進んでいるそうです。 日本には読売 朝日 毎日 産経 日経 の他に地方紙など多くの新聞がありますが、読者が減っていると言えども、日本全体の購読数は世界一です。中でも一番多く読まれているのは読売新聞で、と言うことは読売新聞が世界で一番多く読まれているということです。 日本の新聞普及率の高さは、宅配制度にあります。朝起きると郵便受けに新聞が入っていて、夕方家に帰ると夕刊が配られていて、また駅やコンビニなどでも買うことができます。雨の日も雪の日も確実に届けられ、雨の日は新聞が濡れないように、ビニールのカバーが掛けられています。我が家に配達してくれる人は、朝早く家の人を起こさないようにと、音を立てずに静かにドアポケットに入れてくれます。夕刊は音を立てて、“入れたよ”と言う感じです。プロだなあと感心します。 古い新聞は、野菜を包んだり、敷物に使ったり、折ってゴミ箱を作ったり、濡らして窓ガラスを拭いたり、読んだ後も重宝します。