五本線

古都京都を歩いていると、お寺の壁に白い五本の線があるのを時々見かけます。これは筋塀といって、格式を表します。皇族が住職だったり、(昔、天皇家の皇太子以外の男子は出家する人が多かったようです)皇室の勅願所だったり、何らかの形で皇室に関係のあるお寺の壁に白い線があります。

五本線が一番格式が高く、四本線 三本線もありますが、私はまだ四本線は見たことがありません。京都で有名な五本線のお寺は、南禅寺 金閣寺 東本願寺 西本願寺 聖護院 二条城(お寺ではありませんが、50年間ほど明治天皇の時に離宮になっていました。)などなど。奈良では東大寺 薬師寺などもあります。お寺の大きさは関係なく、大きくても線がなかったり、小さくても線があったりします。

ついでながら、「京都の町中で石を投げると、坊さんか学生に当たる」と言う言葉があります。それだけ古都京都にはお寺が多く、また京大 同志社 立命 など大学も多く、お坊さんと学生の人口が多いということだそうです。でも石を投げて試してはいけません。


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