梅は遣唐使によって中国から持ち込まれました。春告げ草とも言われ、昔は花と言えば、梅を指しました。万葉集には118首もの梅の歌が読まれ、絵画や工芸品などのモチーフとしても人気がありましたが、遣唐使が廃止されてからは、人気はだんだん桜へと移ったそうです。

梅と言えば菅原道真を思い出しますが、道真が大宰府に流される時、「自宅の庭で大事にしていた梅の木を「東風吹かば匂いおこせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ」(春風が吹いたら匂いを大宰府まで送っておくれ)と詠むほど梅を愛し、その梅は道真を追いかけて、大宰府に飛んで行ったという飛梅伝説があります。

梅は6月ごろに実をつけ、梅干し 梅酒 などに利用されますが、私は毎年暑い夏を乗り切るため、梅ジュースを作ります。梅って本当に花も愛され、実も役に立つ優秀な木ですね。

コメント

このブログの人気の投稿

国宝

水仙

狭山池