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御堂筋

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御堂筋は大阪のメインストリートで、梅田から難波までの約4キロの一方通行の道です。両側には1000本近くのイチョウが植えられ、秋の紅葉はとてもきれいです。作家の五木寛之は著書で、「大阪は宗教都市だ。御堂筋には北御堂(本願寺派)と南御堂(大谷派)があり、外国で言うと聖フランチェスコ通り。昔、近江商人たちは御堂の鐘が聞こえるところ、すなわち船場に店を出すのが夢だった。」と書いています。 第7代の関市長がこの御堂筋の計画を発表した時、多くの反対があり、「そんな大きな通りは要らない。」「船場の真ん中に飛行場を造る気か?」と言った人もいたそうです。でも今となっては、「関さんよく造ってくれました。」と感謝する人が多いと思います。だって御堂筋が無かったら、阪神の優勝パレードはどこでするの?

招き猫

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 安土桃山時代、江戸に豪徳寺という貧乏寺がありました。寺の前を鷹狩の帰りの井伊家の侍たちが通ったとき、和尚が飼ってた三毛猫が、門の前で手を挙げてしきりに侍たちを招いたので、侍たちは寺の中で休ませてもらうことにしました。すると急に雷雨になりました。猫のおかげで豪雨を避ける事が出来たと喜び、井伊家はその寺に色々寄進し、寺は豊かになったとさ。これが招き猫の起源だと言われています。 右手を上げる猫はお金(金槌)左手は人(ノミ=飲み)を招くと言われています。また京都では黒い猫はお客 白い猫は福を招くそうで、商売をしている人は黒。右手を上げている黒猫は昼の商売、左手を上げている黒猫は夜の商売。手が耳より高いと、大きな福又は遠くの人。手が耳より低いと小さな福又は近くの人を招くのだそうです。 うちのにゃんこも何か良いもの招いてくれるかな?

軽トラ

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軽トラは日本独自の車で、軽自動車に該当するトラックです。狭い農道や入り組んだ住宅街で実力を発揮し、燃費もよく、働く車というイメージです。また、田ンボールギーニ 農道のポルシェ 田んぼのフェラーニ などと言われているとか。 軽トラを見た外国の人は、ちっちゃくて可愛いと思うそうです。海外で人気が高いので、国内での盗難被害が多いようです。 軽トラと言えば白が定番ですが、最近では黒 グリーン ブルー オレンジ カーキー色 などいろんな色を見かけます。でも私はやっぱり白がいいなあ。

二条城

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二条城は関ヶ原の戦いの後、徳川家康によって御所の護衛 上洛の際の宿泊所として築かれました。また天皇のおうちである御所のすぐ近くに城を築くことによって、誰が天下を取ったかを広く世間に知らせる目的もあったようです。 その後、天守は落雷で焼失しましたが、再建されませんでした。大坂城と違って、京都の人にとって御所や 東寺 清水寺などは大切だけど、よそ者の徳川が作った城には愛着が無かったのでしょう。 京都に平安京ができた時、町は北極星をもとに、東西南北 ほぼ正確に碁盤の目のように作られました。昔の公の建物は方角が重視され、必ず北極星をもとに造られました。ところが江戸時代に西洋から最新技術である磁石がやって来ました。磁石のさす方位は必ずしも真北とは限らず、偏角といって毎年多少のズレがあります。二条城が築かれた年の偏角は3度で、二条城も堀川通に対して3度傾いています。だから磁石を使って造られたことがわかります。 私は京都市内の地図を見るといつもこの二条城の傾きが気になります。